道標東京句会(道標俳句会東京支部)
 道標俳句会東京支部は、東京および近県の道標会員だけでなくは楽しく俳句を学ぶ人に開かれた句会でしたが、2000年12月を持って解散しました。
 その主要な会員は、太穂研究会東京大川端句会に参加しています。
 詳しくは東京道標句会の解散についてをご覧ください。

  

2000年7月2日 明石町解体新書碑の前で

元・「道標」同人会長
野宮猛夫氏(2000.7.2明石町区民館にて)

道標東京句会二〇〇〇年十二月句会作品(十二月三日)会場 中央区立明石町区民館
  膝に手のお辞儀する子や石蕗の花       しげ子
 
足元のさくら紅葉もつくだ色          吟石

  縄跳びの地球にノック二〇〇〇年        湖
  舟溜まる佃総出の年の餠            志乃
  餠返す男の手や佃賑わいに           蕗子
  杵音に佃小走り杵握る            眞智子
  ともづなの胸射るきしみ都鳥          史朗
 
訪ねては色めき立ちぬ櫨紅葉          史子
 
森稲荷友の餠搗く見そなわせ         はつ枝
 あ、約束の如隅田テラスの冬桜         幸

 紅葉且つ散る丈六兵馬俑伏目        おだまき

 陽の音階込め餠を搗く佃衆           洋

  石蕗や海女の草履の偏平に           白樹
  アフリカ系われらは桜落葉掻く        ひろむ

●道標東京句会の解散について

長い間、古沢太穂先生に愛され、育てていただいた道標東京句会は、顧問・幹事の協議の結果、この十二月三日の句会をもって、誠に残念ながら解散することとなりました。
 この間の事情について、いまここで明らかにすることは、なにかと差し障りがありますので、控えさせていただきます。
また、主宰には松田ひろむが直接お会いして、お話をしたいと考えましたが、叶いませんでした。どうか事情ご賢察下さるようお願いいたします。
 
道標東京句会の歴史は二十数年前にさかのぼります。記憶によれば内田梨男(故人)・松村酒恵さんを中心とした句会から、太穂先生のご指導により、松田ひろむ・東両二(故人)・森白樹・森洋などが幹事となってからも約十五年以上が経過しています。近年は女性の参加者も増え、初期の男性ばかりの句会から、その様相も一変し、明るく親しみやすい句会として発展してきました。東京句会は東京の会員だけでなく、横浜、埼玉、千葉の「道標」の仲間の交流の場としても重要な役割を果たしてきました。
 
この間、句会場は東両二さんの関係しておられた両国駅前会館、のちには主に中央区立明石町区民館、勝どき区民館でした。両国、月島、佃島や築地を太穂先生とともに散策したことも、深く記憶に刻まれています。
 
太穂先生には感謝しても尽くせない思いがあります。
 
なお、残務整理は、現幹事の協議によって取り計らいさせていただきますが、会計の残金については、太穂先生の講評や、回想、会員作品などをまとめた冊子を作成し、これまでの参加者などに配布させていただく等を予定しています。 どうかよろしくお願いいたします。これまでのみなさんのご厚誼に深く感謝いたします。
2000年12月               道標東京句会 顧問・幹事 
                                森  白樹

                                              
根岸たけを
                                              
山中 蛍火
                                              
松田ひろむ他一同